肝膿症(カンノウヨウ)の原因
細菌が原因の化膿性肝膿瘍と、赤痢アメーバ原虫が原因のアメーバ性肝膿瘍がある。化膿性肝膿瘍は、胆石症や膵・胆道(胆管、胆嚢)の癌、虫垂炎や大腸憩室症にともなうもの、敗血症に続いて起こるものがある。アメーバ肝膿瘍は、腸アメーバという熱帯にいる原虫が肝臓に入って感染するもので、熱帯の感染地域での飲食による感染や性交渉を通じての感染が多い。肝膿症(カンノウヨウ)の症状
発熱、右上腹部痛、全身の倦怠感、食欲不振などがみられる。肝膿症(カンノウヨウ)の治療
原因となる病気があればその治療をおこなう。抗菌薬や抗アメーバ薬などを服用し、症状によっては手術をおこなって膿みを排出する。- 受診科目
- 内科
- 消化器内科
- 外科